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トヨタとNTTが資本提携、「スマートシティー」構想で

トヨタ自動車NTTは3月24日、資本業務提携すると発表した。通信を活用した自動運転技術などを共同で開発する。トヨタが静岡県内に建設予定の実証都市などで協力する。

2000億円を相互に出資

トヨタは、NTTが実施する第三者割当による自己株式の処分で、NTTの株式約8千万株(総数に対する保有割合2.07%)を約2000億円で取得する。

一方NTTは同様に、トヨタが実施する第三者割当による自己株式の処分で、トヨタの株式約3千万株(総数に対する保有割合0.90%)を約2000億円で取得する。

トヨタが計画する「コネクティッド・シティ」

トヨタは2017年3月、米ラスベガスで、モノやサービスがつながる実証都市「コネクティッド・シティ」の概要を発表した。

2020年末に閉鎖予定のトヨタ自動車東富士向上(静岡県裾野市)の跡地を実証地とする。トヨタはこの街を「Woven City」(ウーブン・シティ)と名付けている。

自動運転の電気自動車「eパレット」で、人の移動や配達をする。5年以内に、人が住める街にする予定だ。

通信大手3社を抱える

トヨタは、KDDIの前身となる日本移動通信に出資。現在も12.67%を保有しており、京セラに次ぐ大株主だ。

2018年にはソフトバンクと共同出資会社を設立。自動運転車で人やモノを運ぶサービスの創出を目指している。

今回の提携で、通信大手3社すべてと手を組むことになった。

自動運転に欠かせない通信技術

トヨタは、スマートフォンなどと自動車をつなぎ、事故や災害状況をリアルタイムでオペレーターに伝える「コネクテッドサービス」を始めている。

将来的に目指すのは自動運転だ。実現のためには、通信技術の活用が欠かせない。今回の提携で、技術開発を加速する姿勢を鮮明にした形だ。

トヨタの豊田章男社長は「社会システムに組み込まれた車を上手につかえるのがNTT。対等出資には、価値観を共有し、学び合い、高め合う意味がある」と語った。

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