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羽田空港国際線が4割増便も、閑散する船出

新エリア開設前の羽田空港第二ターミナル

羽田空港(東京・大田区)の国際線が増便する。

3月29日~の夏ダイヤからは、第2ターミナルの国際線の利用が始まった。ただ、新型コロナウイルスの影響で前途は多難だ。

1日約50便、国際線が増便

都心に近い羽田空港の国際競争力の強化を目的に、1日約50便、国際線を増便する。

全日空(ANA)は新たに14路線を増便。新しく5都市に乗り入れる。日本航空(JAL)も新たに14路線を増便。米国、フィンランド、ロシア、オーストラリア、インド、中国の各都市への路線を新規開設・増便する。

国際線は二つのターミナルから

増便により、国際線は現行の国際線ターミナル(第3ターミナルに名称変更)と、第2ターミナルの二つのターミナルから発着する。

羽田空港の駅名も変わる。

京急は「羽田空港国際線ターミナル駅」を「羽田空港第3ターミナル駅」に、東京モノレールは「羽田空港国際線ビル駅」を「羽田空港第3ターミナル」駅に、それぞれ変える。

飛行機も経路変更

最近、都心で高度を低くとる飛行機が増えたと気づいた人がいるのではないだろうか。
増便による滑走路の運用見直しで、経路も従来から変わっている。

新宿・品川を通るルートと、渋谷・大井町を通るルートがあり、新宿では900メートル、渋谷で700メートル、などと下限高度が決まっている。

ただ、騒音を抑えるため、国交省は高角度からの着陸を求めている。航空会社やパイロットにとっては頭を悩ませる事態だ。

活躍はしばらく先に

新型コロナの影響で、新たな門出の見通しは暗い。

国交省は、年間の旅客数が700万人を超える見込みだとしていたが、多くの路線で運航キャンセルが出ている。

東京五輪は延期になり、各地で人の動きが制限されている。
新ターミナルが活躍するのはしばらく先になりそうだ。

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