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新型コロナに有効? 日本製アビガンのメーカーとは

現時点で有効な治療薬がない新型コロナウイルスについて、安倍晋三首相は「アビガン」の大量生産を進める方針を明らかにした。中国政府も「アビガン」を治療薬として採用する方針を明らかにしている。

開発したのは日本の、富士フィルム富山化学。重症化を止める有効な手立てとなるのか。

中国で臨床試験

中国科学技術省は3月17日、湖北省武漢の患者に対してアビガンを投与したところ、しなかった患者よりも熱を下がるまでの日数が少なかったという。明かな副作用も見られなかった。

アビガンは抗インフル薬

アビガンはインフルエンザ治療薬。一般名は「ファビピラビル」という。

同社によるとアビガンは、抗インフル薬のなかでも使用が限定されている薬だ。ほかの抗インフル薬が効かない場合で、国が使用を認めたときにのみ患者へ投与する。

アビガンの説明資料によると、アビガンは動物実験で、胎児に奇形を起こすことが分かっているため、妊娠中に服用すると胎児に影響がある可能性がある。また母乳や精液に移行するため、授乳の中止や避妊が必要だとしている。

富士フィルム富山化学とは

2018年10月、富士フィルムRIファーマと富山化学工業が統合して誕生。富士フィルムの100%子会社だ。診断用・治療用医薬品などを開発している。

中国政府のアビガンに対する発言を受け、親会社の富士フィルムの株価は上昇。18日はストップ高で取引を終えていた。
コロナ収束の道筋が見えない4月1日現在も上がり続け、ここ1年の最高値に達する勢いだ。

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