実務

投資の神様、ウォーレン・バフェットの思い

世界的な投資家で、89歳の現在も機関投資会社の経営者として手腕を発揮するウォーレン・バフェット。好景気のときも、不況のときも、コメントがメディアの注目を浴び、投資家の行動に大きな影響を与える。

生い立ちや発言を紹介する。またバフェットはさまざまな投資方法を実践しており、成功も失敗もある。ミスリードを避けるため、「これをやればお金持ちになれる」という類の論は、ここではしないことにする。

ウォーレン・バフェットの生い立ち

バフェットは幼少時から利益を生むことに才があった。

コーラを転売

1930年8月、米ネブラスカ州で誕生。父は証券業だった。祖父からコーラを6本25セントで買い、それを1本5セントで売ったというエピソードがある。初めて株を購入したのは11歳のとき。38ドルで購入し、40ドルで売却した。株はその後200ドルを超えた。

投資家との出会い

20歳のとき、後に自動車保険会社GEICOになる会社のCEO、ロリマー・デビッドソンと出会う。バフェットは彼から「大学で学んだよりも多くを学んだ」と述べている。

投資パートナーシップをはじめる

バフェットは1956年に故郷オマハに戻る。家族や大学の友人から資金10万5千ドルを集め、25歳で投資パートナーシップを始めた。翌57年までに5つのパートナーシップを運営するまでになった。

バークシャーハサウェイを買収

1965年、マサチューセッツ州の紡績工場のバークシャー・ハサウェイを買収。

その後バークシャーはカリフォルニアのシーズキャンディーズを買収。バフェットはこの買収について、資本をほとんど必要とせず現金を生み出す「夢のビジネス」としている。

コカ・コーラに出資

1988年にはコカ・コーラに出資。出資した13億円は、2017年末には184億ドルの価値がでた。1300%を超える利益を生んだ。91年には、ビル・ゲイツと出会う。ビル&メリンダ・ゲイツ財団に財産のほとんど全てを渡した。

リーマンショックでゴールドマン・サックスに出資

2006年にはバークシャー・ハサウェイの1株が10万ドルを超えた。

そして2008年、アメリカをリーマンショックが襲う。バフェットはバークシャー・ハサウェイを通じ、ゴールドマン・サックスやゼネラル・エレクトリックに投資。次年には10億の利益を生み出す。

2011年には大統領勲章を受章した。

手元資金は後継者へ

日経電子版によると、1280億ドル(約14兆円)の手元資金の活用についてバフェットは、大型買収の機会は「めったにない」と述べた。活用は後継者に譲ることになりそうだ。

バークシャーの時価総額は、Googleやアップルなど巨大IT「GAFA」に継ぐ規模だ。
ただ、バークシャーの近年の成功はバフェットのカリスマ性を信頼してのものもあり、後継者には重荷となりそうだ。

ウォーレン・バフェットの発言

Be fearful when others are greedy and greedy only when others are fearful.
他の人が強欲になっているときは怯え、他の人が怯えているときだけ強欲になりなさい。

Buy a stock the way you would buy a house. Understand and like it such that you’d be content to own it in the absence of any market.
家を買うのと同じ方法で株を買いなさい。市場が存在しなくてもそれを所有することに満足するように、それを理解して好きになりなさい。

Culture, more than rule books, determines how an organization behaves.
ルールブックよりも文化のほうが、組織の立ち振る舞いかたを決定付ける。

I never attempt to make money on the stock market. I buy on the assumption that they could close the market the next day and not reopen it for five years.
私は決して株式市場でお金を稼ごうとしない。株式市場が明日閉鎖され、5年間再開されないという仮定の上で株式を購入するんだ。

It is not necessary to do extraordinary things to get extraordinary results.
特別な結果を得るために、特別なことをする必要はない。

Never invest in a business you cannot understand.
あなたが理解できないビジネスには、決して投資してはならない。

Copyright© M&A News by COVAVIS , 2020 All Rights Reserved.